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      私の選んだ映画音楽ベスト15
                 

                      
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 私の選んだ映画音楽のベスト15(番外を含む)を次にあげます。番号と順位は関係ありません。

1.『アラビアのロレンス』
 作曲はフランス出身のモーリス・ジャール。当時彼は新進の作曲家でしたが、デビッド・リーン監督に気に入られ、以後すべてのリーン作品の作曲を担当することになりました。雄大なメロディーが有名ですが、個々のシーンの絶妙な編曲も見事です。

2.『ベン・ハー』
 作曲はハンガリー出身のミクロス・ローザ。有名な史劇の超大作で名作ですが、音楽も映画の出来に負けない傑作です。『アラビアのロレンス』と同じく、当時私はこの映画のサウンドトラック盤を、のめり込んで何十回も聴いていました。

3.『風と共に去りぬ』
 作曲はマックス・スタイナー。私はこの映画はそれほど評価していませんが、音楽の「タラのテーマ」は素晴らしい曲です。

4.『ライアンの娘』
 作曲は『アラビアのロレンス』と同じモーリス・ジャール。モーリス・ジャールとデビッド・リーン監督のコンビによる恋愛映画では、『ドクトル・ジバゴ』のほうが映画も音楽も有名です。しかし、私はこの映画の音楽が大好きで、サウンドトラック盤を百回以上は聴いていました。ただ、日本では高い評価を受けた映画なのに、当時アメリカでは、作品も音楽も評価されなかったと知って驚きました(現在は再評価されてきているそうですが)。

5.『ロミオとジュリエット』
 作曲はイタリアのニーノ・ロータ。彼の作曲では、『太陽がいっぱい』『ゴッドファーザー』が大変有名ですが、私はフランコ・ゼフィレッリ監督のこの映画の音楽が一番好きです。

6.『スター・ウォーズ』
 作曲はジョン・ウィリアムス。雄大なテーマ曲はあまりにも有名です。私も当時この映画の音楽を大変気に入って、私が専門学校の実習で監督した短編映画の音楽として「王女レイアのテーマ」などを使ったりしました。

7.『E.T.』
 作曲はジョン・ウィリアムス。映画は当時絶賛されたほどの傑作とは思いませんが、音楽は素晴らしい。当時、久々に私を陶酔させた映画音楽です。

8.『おもいでの夏』
 作曲はフランスのミシェル・ルグラン。彼はミュージカルの『シェルブールの雨傘』などの音楽で有名です。この映画は少年の初恋を描いた小品ですが、美しい曲は胸キュンのストーリーを盛り上げています。

9.『ある日どこかで』
 作曲はジョン・バリー。彼の映画音楽では007シリーズや『野生のエルザ』などが知られていますが、この映画は「隠れた名作」であり、音楽も「隠れた名曲」です。この映画については、このサイトの『私の映画企画』のなかの「ある日どこかで」で詳しく説明しています。

10.『慕情』
 主題歌はサミー・フェインという作曲家が作曲しています。美しい曲ですが、オペラの『蝶々夫人』の「ある晴れた日に」を参考にしたといわれれば、なるほど似ているメロディーです。ただし、映画そのものは凡庸なメロドラマでした。

11.『エデンの東』
 作曲したのはレナード・ローゼンマンという作曲家ですが、ビクター・ヤングの編曲による演奏が一般には知られています。昔、ジェームス・ディーン主演でエリア・カザン監督の名作ということで期待してテレビで見たのですが、私には退屈なドラマで途中で見るのをやめてしまいました。しかし、音楽は本当に美しい。

12.「ムーン・リバー」(『ティファニーで朝食を』より)
 作曲はヘンリー・マンシーニ。映画『ティファニーに朝食を』のなかでオードリー・ヘップバーンが歌う歌ですが、アンディー・ウィリアムズの歌唱が有名です。マンシーニのほかの有名な曲としては、『酒とバラの日々』『シャレード』『ひまわり』などがあります。

13.『七人の侍』
 作曲は早坂文雄。彼は『七人の侍』のほか、やはり黒澤明監督の『羅生門』『生きる』などの映画音楽も作曲してましたが、四十一歳の若さで亡くなってしまいました。当時、彼と親友だった黒澤明は毎日泣いていたといいます。『アラビアのロレンス』を作曲したモーリス・ジャールは、のちに、黒澤監督から一緒に仕事をしたいという連絡を受けたことがあるということですが、実現しませんでした。その時、黒澤監督は「あなたの音楽は亡くなった友人の音楽を思い出させてくれます」と伝えたということです。ところで、モーリス・ジャールは黒澤監督を以前から尊敬していましたが、彼の映画音楽は、主要な登場人物にそれぞれテーマ音楽を付ける『七人の侍』の影響を受けていたのではないでしょうか。たとえばデビッド・リーン監督の『ライアンの娘』の「マイケルのテーマ」は、『七人の侍』のユーモラスな「菊千代のテーマ」を連想させます。

14.〔番外1〕『こんな恋の話』(テレビドラマ)
 番外として日本のテレビドラマの音楽をあげておきます。作曲は本間勇輔。私はテレビドラマはほとんど見ませんが、この作品はドラマも感動的でしたし、音楽も出色の出来でした。映画の『ある日どこかで』の曲に似た感じの美しいメロディーです。なお、日本のテレビドラマは制作本数がきわめて多いせいか、それらの中には傑作といっていい音楽がけっこうあります。

15.〔番外2〕『放課後』(テレビドラマ)
 もう一つ、やはりテレビドラマの音楽です。観月ありさ主演のSFコメディーでしたが、音楽はオリジナルではありません。ジャズバンドのT-SQUARE(ティー・スクェア)の「CLASSICS」というアルバムの音楽を用いていました。作曲は和泉宏隆、安藤正容(まさひろ)。イギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのコラボによる見事な演奏です。「OMENS OF LOVE」と「カピオラニの通り雨」という曲が特に素晴らしい。


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